無二

 

なぁ、ハッピー
キミは幸せだったかい?

僕ら家族はね、キミが居てくれてすごく幸せだったと思うんだ。

キミと初めて会ったのは兄のマンション
生後2ヵ月のキミを広島から三次へ連れて帰ったよね。
どこへ連れて行かれるんじゃろうかと不安げな顔しとったのを憶えとるよ。
そしてキミは幸せを運んできてくれる犬として 「ハッピー」 と名づけられた。

しばらくしてすっかり慣れたキミは、台所のテーブルの上にあった黒豆を甘く煮たヤツを
キレイにたいらげてくれるといった事を早速やらかして
さぞ、おいしかったのかしばらく口の回りをペロペロ
甘いものには目が無く、とにかく食い意地は人一倍いや犬一倍あって
一時期すっかり、おデブ犬だった。

ポメラニアンとゆう小さい犬のくせに散歩中は、やたらとデカイ犬にワンワンとケンカっ早い
わりには、タヌキの置き物を近づけるとびびってシッポ巻いていちもくさんに逃げるし
ぬいぐるみくわえてきて遊べ遊べとうるさいし
走りょーる車に自ら当たって行って虫の息になってみたり
親父にシャンプーしてもらった後、散歩に行って溝に落ちて泥もぐれになってみたり
国勢調査だったっけな
世帯の状況を書く欄に「杉下ハッピー(?才)」って書いて怒られた事もあったね。

そうやっていろいろ思い出を作ってくれたね。
その思い出一つ一つがやっぱり幸せだったと思うよ。

ありがとう   ハッピー

うちに来てくれてありがとう。

 

そして   おつかれさん
もう、しんどい思いはしなくてもいいんだよ

6月5日    杉下ハッピー 永眠

14年と10ヵ月頑張って生きてくれました。

ハッピー

また遊ぼうね。

 

koji

 

 

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